予約時間ぴったりに病院へ

注文してあった、プリンターの詰め替えインクが昨日までに届かない。あれあれ、どうする。おそらく今日中には配達されてくるのだろうけど、もう間に合わん。
しかたなく、コンピューターの数字をひとつひとつノートに書き写したら、指がかったるくなってしまった。こんなに根気を詰めて字を書くことなんか最近滅多にない。疲れた。おかげでもう3時をとっくに過ぎている。はやく病院に行かないと。

病院には予約の午後4時ちょうどに到着。でも、そんなに混んでもいないのにけっこう待たされる。
出掛けに、なにか本を持っていかないとと本棚を物色して選んだのが、曽野綾子著の「誰のために愛するか」。なにこれ、いつこんな本を買った? 副題に「すべてを賭けて生きる才覚」とある。ちょっと面白そうなので持ってゆくことにした。曽野綾子氏はカトリックのクリスチャン。おそらく、そんな関係で私の若いころに買ったのだろう。
だが、どうしてこの本を選ぶ。カトリックに改宗しろということ? じゃないだろう、まさか。
その本を50ページくらい読み終えたら、私の名前を呼んでいる。眼鏡をはずしたり本をバッグにしまったりしてもたもたしてしまい、少し遅れて診察室に入っていった。

さっそく主治医、「前回のHbA1cはいいですよ」と。HbA1cは6.4だという。今までの最高が6.5だから0.1下がっての新記録。
「優秀ですね」と私が言うと、先生、「ちょっと優秀すぎる」だと。「7パーセントちょい弱ぐらいがいいな」とおっしゃる。なんてことを言う。
たしかにね、低血糖を頻発させてHbA1cを下げるより、低血糖を少なくしした方がいいのかもしれない。

診察終了際に、前回の検査結果について質問。
「甲状腺の検査で、結果の欄に+となっているが、これはなんですか?」
「別に問題ないですよ」
「でも+と言うことは陽性ということですか?」と、さらに突っ込みを入れる。
「そう、陽性だけれど、別に問題ないですよ」
私が、納得できないといった顔をしていたら、「要するに橋本病ということです」と白状した。
前にも、別の病院の眼科で「橋本病と診断されたことはないですか?」と質問されたことがあったので、別に驚くことではない。またか、と思っただけ。しかし、またひとつ病名が増えた。これも免疫異常からくる疾患。IDDM(1型糖尿病)を含め、私の4つの病気はなんのことはない、みんな免疫異常疾患ということ。

先月処方してもらった超速効型インスリンはヒューマログのみ。不快症状が激しすぎたので、今月はノボラピッドを処方してもらった。ヒューマログのメーカーではそんな報告ありませんと言ってるらしいのだが・・・。前回のヒューマログがまだ2本残っているので、双方を代わる代わる使って、不快症状がどのように変わるか、丁寧に観測してみようという目論見。不快症状を訴えているのは私だけではないと思うのだけどね。

かりに変化がないのなら、それはそれでよし、もしも、ラピッドを使ったときの方が不快症状が弱かったら、それはフューマログが原因になる。
今までの経験だとフューマログが原因とする考えは間違っていないと思う。あとは他のひとで同じ症状を訴えていないかどうかということだ。

前々回の外来のとき、薬局の薬剤師から、回収扱いになった古いランタスの注射器具を返却するように申し渡されていたが、前回それを持って行くのを忘れていたら、薬剤師も忘れていたようで、そのことには触れず仕舞い。今日、また同じことを蒸し返されるかとおどおどしていたら、今日もそれについて何も言わない。で、返すのをやめてしまおうかと思っているわけ。故障したときの予備にちょうどいいのではないかと。それに、使い心地は、古い回収指定になった注射器具のほうがいいときている。新しく渡された方がかえって使いにくいとはいったいどうなっている。
新しい方もリコール対象になったりしてね。信用できんよ、このメーカーは。

途中食料の買い出しをして、夕方遅く帰宅すると、郵便ポストにペリカン便の不在連絡表が入っていた。ちょっと遅いんだよね。
すぐに不在連絡表の電話番号に電話すると、あと10分で届けますとの返事。
急いで現金と印鑑を準備して待っていても、どうしたんだろう、一向に来る気配がない。
途中でなにかあったのかな、なんてことを考えながら玄関先で待っていたら、外にいた猫たちが2匹集まってきた。私のまわりでじゃれついている。
そこへ車が一台我が家の前に止まった。思っていたよりちっちゃな車だ。
運転手が「すいません、すいません」と入ってきた。
低姿勢で謝られたら、怒る気も起きてこない。替えインクだけにしてはずい分大きな段ボールだ。アマゾンから買うといつもこんな感じ。

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