パソコンを買うと、一緒に購買を勧められるのがプリンター。でも、実際に家庭で使うのにプリンターが必要なものなのか。
デジカメを持っていれば、すぐにプリントをしたくなるが、何回もやっているうちに必ず飽きてくる。それよりも用紙代とインク代で四苦八苦するようになる。
もともと、コンピューターがあるのになぜ紙に印刷しなければならないのか。
ただ、これは家庭でのはなしで、もちろん、仕事ではプリンターとファックスがなければ仕事にならない。でも、これからは紙を使わない方向にどんどん進んでいくはずだ。

そんなわけで、私は家庭でプリンターを使うことを5年前にやめてしまった。
しかし、去年どうしても必要になって、6,000円ちょいの安いプリンターを買ってみた。安いといっても、機能は豊富で、とても6,000円とは思えない代物。ただ、使っているのは一ヶ月に一度だけ。

血 糖測定表をパソコンの表計算ソフトで作り、病院へ行く前に、小さな血糖管理ノートに書き写していたのを、直接大きな用紙に印刷してそれを主治医に手渡そう という考え。以前、データをフロッピーに入れて持って行ったら、使えるコンピューターが無いという。隣の事務員の使っているコンピューターもだめなんです か、と聞いたら、それもだめらしい。

小さなノートには書き写せないほど膨大な表になっていて、表計算の各セルにコメントも入れているの で、印刷しても全部が表示されるわけではないが、小さな専用ノートとは比較にならないほど、いろいろな情報が書いてあって主治医にはけっこう評判がいい。 本当だったら、こんなことは病院側が、血糖測定器の会社の作った専用ソフトでやればいいことだが、残念ながら、まだそのような体制にはなっていない。これ からもその予定はないそうだ。測定器製造会社の営業マンにそのソフトの値段を聞いたら5,000円だと。アホらしッ。オープンオフィスだったらただで済 む。
で、しかたなく私が個人的にコンピューターで作っているというわけ。

あと3日で、その病院への通院日。そろそろ印刷の準備をしなければならないと思い、プリンターを見てみると、小さな赤い警告ランプが点いている。
液晶表示部に、なにか文字が表示されているので読んでみると、どうもシアンのインクが無くなっているらしい。
さて、困った。その機種はひとつのインクが空になると印刷不可能になってしまう。

さっそくアマゾンや価格コムで替えインクを調べてみた。すぐに見つかったが、単品で約一個1,000円。インクセットだとなんと4,000円以上する。一色が無くなっているということはすぐに他のインクも無くなるに違いない。セットで買うしかないか。
インクが付いて6,000円台で買えたプリンターが、インクだけを買うと4,000円以上するとは、いったいどういう価格設定になっているのだろう。
これを、ぷリンター商法と呼ぶらしい。馬鹿なはなしだがインクを買わないわけにはいかない。

調べてみると、替えインクではなく、詰め替えインクもあるらしい。これもアマゾンで見つけた。価格は少し安くなり、しかも何回か使えると書いてある。
さっそく注文。代引き手数料込みで約2,700円。この方がはるかにお得だ。メールがすぐ届いてたので確認。
なにっ、ただいま発送準備中。到着が病院通院日になっている。

さ~て、間に合わなかったらどうしようか。
それよりも、半年前に買ったプリンターが、わずか20枚くらい印刷しただけでインク切れになってしまったことのショックのほうが大きい。まさか、こんなに早くインクが無くなるとは考えもしなかった。
使ってもいないのに、かちゃかちゃなにかやっていたと思っていたら、ノズルの掃除でせっせとインクを使っていたらしい。なんてこった。

0 Comments:

Post a Comment