夏祭り

今頃になって、毎年恒例の夏祭りをやっている。いつもなら、7月中旬にやるはずのものが、今年は選挙があったからかどうかは分からないか、とにかく今日は付近も人出で騒々しい。

代々我が家は祭り大好き人間だったが、私はまったく祭りに興味がない。私の父も祭りになるとそわそわしだして、必ずといっていいくらい、一日に何回か祭りに出かけていた。
祖父は、父に比べてもさらに祭り大好き人間だった。大工の棟梁だったので、大工道具などを保管する倉庫用の蔵があって、その中に祭りの山車の部品が棚の上に並べてあった。祖父も祭りとなると人が変わったようにはしゃいでいたのをはっきりと覚えている。

私も子供のころは、祖父の影響もあって祭りに熱中したことがあったて、新しい祭り半纏を着せてもらうのが、なんともいい匂いがするので好きだった。でも、そんな気持も中学生にもなるとなくなってしまったようだ。
中学校は東京の台東区にあったので、三社祭になると神輿をかつぐという生徒が何人かいて、夢中になってはなしているのを、どこかおかしいのじゃないの、なんて感じで聞いていた。

我が家は駅から近いところにあるので、祭りになると家のまわりが交通規制になってしまう。私の仕事は車で出かけるのが常だったので、祭りになると、交通規制の警察官に事情を説明して通してもらわなければならない。そんなわけで、逆に面倒くさい行事にさえ思っていた。
仕事がら、土日に関係なく働いていたので、祭りになどかまっていられなかったからかもしれない。

でも、道行く人達はけっこう楽しそうだ。一年に一回の祭りを楽しみにしているのかもね。

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