いたずら猫め

毎週水曜日は介護ヘルパーさんが来る日。
もちろん、母のヘルパーさんだが、掃除をしてもらうにもいろいろ面倒くさい条件があるらしい。
まず家族の共用部分は除外。母専用で使う部屋しか掃除ができないとか。
いま現在、専用で使っているのは、二階の母の自室と一階の居間。居間が母専用と言うのもおかしなはなしだが、私はほとんど使っていない。
私としては、掃除にわざわざ来てもらうこともないので一度は断ったが、他にヘルパーさんに頼むことがない。とりあえず掃除でもするかということになって、週に一回来てもらっている。

病院への付き添いも最初のころは介護保険を使っていたが、最近、それができなくなり、自費になるという。
自費というのは、穏やかなはなしではない。いちおう断っておいた。

二階の母の部屋の掃除は、母自身がかたくなに拒否しているのでヘルパーさんの出る幕はない。とは言っても、いつも母が自分でやるかというと、そうでもない。ときどきやっているといった状態。
でも、他人に掃除されるのはいやなのだからしかたがない。
介護ヘルパーさん、気を利かせて雨戸を開けて外気を入れ、廊下側のドアを開け放して帰ってしまった。

我が家の猫どもが、普段は入れない部屋のドアが開いているのを見て黙っていられるはずがない。部屋の中へ入ってあちらこちらを物色。ついに押し入れの開き戸を開けてしまい、中に入っていたずらをしている。私に見つけられた猫ども、知らん顔していたずらを続けていたが、私に追い散らされて一目散に階下へ逃げて行く。なんとすばしこい動きをする猫ども。

しかし、この騒がしい猫たちだが、今では猫のいない生活など考えようもない。
あっちこっち、ぼろぼろにするけれども、可愛さに免じて赦してやる。

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