先月から読み始めた「カラマーゾフの兄弟」の第一巻をやっと読み終えた。
以前、「でも、なんとなく、近いうちに読んでいる自分が想像できる」と書いたが、その通り買ってしまったというわけ。

第一巻を読み終えるまでにだいぶ時間がかかったが、翻訳も評判通り読みやすいし、なんかへんちくりんな序文を通りすぎると次第に面白くなってきた。
普通だったら第一巻を読み終える前に第二巻を買っておくべきだが、まだ第二巻は手元にない。
第一巻の定価は760円、第二巻は820円、第三巻880円、第4巻1,080円、第五巻エピローグ別巻660円と、最終巻を除いて尻上がりに値段が上がってゆく。
最後まで読むといったいいくらになる?

・・・とは言っても、第二巻を買うのは時間の問題だろうな。ここで読むのをやめられるわけがない。

主人公アレクセイ(アリョーシャ)はロシア正教会の修道僧の設定だが、第一巻の付録として書かれている読書ガイドでは、ドストエフスキー自身はカトリック嫌いだったと書かれている。しかもイエズス会に対する嫌悪は、並々ならぬものがあったとか。
それだけ、カトリックとロシア正教との間には深い溝があったということなのかもしれない。
その点、私などはカトリックだろうがプロテスタントだろうが、どちらでも違和感を感じないのはいったいどうしてなんだろう。

キリスト教の歴史に対する無知?
それも少しはあるかも。

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