アテネオリンピックがやっと終わった。日本の夏も暑かったけれども、アテネも負けず劣らず熱かった。

お決まりの印象は、ということになると。う~ん…?
でもまあ、新記録のメダルラッシュでめでたいことには異論はない。

心にちょっぴり残ったのは、選手よりもむしろたそがれ感の漂うコーチかな。
マラソン女子優勝の野口みずき選手のコーチと女子水泳800メートル自由形優勝の柴田亜衣選手のコーチ。
選手が優秀だったのは間違いがないだろう。しかし、それにも増してこのコーチたちの頑張りは光っていたね。
ゴルフ練習場に行くと、小学校にまだ行っていないような子供が、親かあるいはコーチに見守られて時々練習している。
使っている道具は安物ではないし、とても貧乏な家庭の子供には見えない。どちらかといったら裕福なのだろう。
それに比べると走る競技などは靴さえあればいいのだから、家庭が裕福だろうが貧乏だろうが関係がない。
そうなってくると、足を否応なしに使わなくてはならない外国人は地球上に数え切れないほどいるはずで、この車社会の日本の劣勢は明らかということに。
しかし、日本も不思議と強いんだよね。
強い理由は科学的なトレーニングをやっていることもあるのだろうが。

そんな中で特に野口選手のハングリーな負けず嫌いは凄いものを感じた。幼少の頃からの生い立ちも関係しているのだろうが、今では私の周りを見渡してもそんな子はさっぱり見かけない。

こうなったら、野口みずき選手にはもう一回北京で優勝してもらって、「みずき物語」なんて映画ができたら面白いと思うのだが。ちょっと本人が余り美人ではないのが惜しいところだが、「おしん」なんかよりも面白いかも。

4年後の北京大会。
日本に異常なまでの闘争心を抱いている国だけに、マラソンでもひょっとしたらあっという選手が中国に出てくるかもしれない。中国版、野口みずきのような。
とにかく楽しみだね。
近いのだからいっそのこと観に行ってしまおうか。

まあ、テレビ観戦でもいいが、それまで丈夫でいたいね。

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