BLOGGERが日本語に

ついにこのBLOGGERのスタートページが日本語になった。しかし、今のところ日本語表示になったのはスタートページと次のダッシュボードのみのようだ。
2ページだけでも日本語で表示されると親しみがずいぶんと増した。ついでに投稿ページや設定ページも日本語表示になれば嬉しいのだが、まあ、とりあえずはこれだけでも十分だ。

どのようにして日本語のページに案内しているのかはよく分からない。
日本語のプラウザでBLOGGERのバナーをクリックすると当然日本語のページに飛ぶ。では、英語のプラウザでは英語のページに飛ぶ?
いやいや、やはり日本語のページ。…不思議!

BLOGGERのブログは全体の約半分が英語で残る半分は他の言語だという。
たしかにBLOGGERのブログを巡り歩いていると、中国語やアラビア語、スペイン語など英語以外のブログによく出会う。
日本語のサイトもあることはあるが、めったに出会わない。
今では日本語のブログサービスが数多くあるので、わざわざ英語のBLOGGERを使う必要はないというのは当然の話。

しかし日本語対応になると、これからは日本語のサイトが増えてきて、今はコメントがまったくなくても、気が付いたらコメントされていた、なんてことになるのかもしれない。

このブロガーではコメントされないことをいいことに好き勝手なことを書いているが、これからもできるだけこのスタンスは守っていきたい。
でも、投稿したあとに読み返してみて、あまりにも書き過ぎだな、と自分で投稿を削除することがあったし。
うーん……

黙々と歩いていると、ぷーんと硫黄のにおいがしてくる。そこが八ヶ岳山ろくの本沢温泉。さらに山道を登っていくと、とたんに目の前が開け、一面の黄色で覆われている、なだらかな斜面にでた。その一面の、だけかんばの林を眺めているうちに涙が出てきた。
これは今から30年以上も昔、ちょうど11月3日前後の頃で、私が20歳ちょっとだった。
今ではいくら美しい紅葉を見ても、感激して涙を流すことなどない。しかしこのときばかりは自分でも驚くくらい感動した。
このときが私の本格的な山登りの初めで、以来、時間を見つけては山登りをするようになった。

……おいおい、ちょっと待てよ。ここまで書いてきて、ふと思った。下手な文章だなぁ。
なんであの時の自分の気持ちがすんなりと書けないのだろう。なんか気取った書き方で、読み返すと気分が滅入ってくる。
本多勝一さんがこの文章を読んだら、きっと言うに違いない。「へどの出るような文章だ」と。

でも仕方がないんだよなぁ、文才がないんだから。
せっかく読んでくれている人には申し訳ないが、紋切り型のこんな文章しか書けないんです、はい。

話が脱線しましたが、山登りの話に戻ります。

5~6年前のこと。契約先のガソリンスタンドの奥さんの趣味が山登りだということを聞いて、私も昔、山によく登りましたと言ったら、ガソリンスタンドに立ち寄るたびに「どこどこの山に行ってきた」と話してくれるようになった。
「いいですねぇ、いつか私も山登りをやりたいもんです」などと、適当ことを言っていたが、実際は休みが取れると行くのは決まってゴルフ場。
少し関心はあっても、「山登り…、もっと面白い遊びがあるのにいまさら山?…」というのが本音だったのです。

そんな現在の私ですが、20歳台の頃は「必ずいつか登ってやる」という山がありました。
ヘミングウェイの小説に出てくる、超有名な山、キリマンジェロです。
さすが文豪の文章は凄い。読んでいるうちに「いつかその景色が見たい」と思わせてしまうのだから。

しかし、思いはじめて既に30年以上の年月が経とうとしているが、一向に実現の気配はない。
「そんなこと考えても…」といったマイナスイメージが頭の中に「ぼわーん」と現れてくる。
でも待てよ、今からでも遅くはない、一丁やってみるか、と今度は元気君が騒ぎ出す。
「よ~しっ」
調べてみると、キリマンジェロ登山11日間というのがありました。英語を話すガイド付きで33万円。
「おお、あるではないか!」

今度はしらけ君が頭の中のどこかで言った。
「何を考えているんだ」と。
「今のお前に行けるわけないだろ!」

キリマンジェロは、憧れのはるか彼方にかすんでいる。

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